朝倉市のブルーベリー園　　　　　　キッズ・ベリー

オーナーから一言

リーマンショックで不景気になると思い経営していた観光バス会社を売却。
そんな時に地球温暖化で南極や北極の氷が溶け海の中に沈もうとしているツバルという国があることを知る。
地球温暖化対策や酸性雨活用を考え酸性で育つブルーベリーを栽培することを決意。
素人が農業を始めるので農業普及センターに相談したらとあるブルーベリー園を紹介され平成21年に苗木の生産委託契約をすることになるのてすが苗木代だけ先に振込させられ1年後に生産委託契約した苗木が1本も届かずブルーベリー園のオーナーとも連絡が取れない状態になりました。
そんな時に農業普及センターの係の方から紹介したブルーベリー園のオーナーがオレオレ詐欺グループに福岡銀行の通帳を渡して詐欺で逮捕されたという内容の連絡があり保釈されるまで待ちました。
保釈されてからも生産を委託した苗木は1本も届きませんでした。
苗木を持って来るかお金を返済するようにブルーベリー園のオーナーに3年間言い続け返済を待ちましたが結局　俺がお世話になっている元ヤクザからお金を借りて返すので連帯保証人になるように言われました。
売買契約の時効もあるので裁判をする事になりました。
未だに和解金を全額返済されておらず前途多難なスタートを切ることになってしまった。
ブルーベリーの苗木を他の苗木屋さんから更に1年待ってやっと購入することができ地植えすることになるのですがある程度苗木が大きく成長するまでは実を成らさない方が良いと苗木屋さんからのアドバイスを受け3年間は、花芽を蕾の時に剪定して成長優先で育てました。
やっと収穫できるようになったのに九州北部豪雨災害により水没して接ぎ木苗が100本位枯れてしまった。
農業は自然との戦いだと心が折れそうになりました。
そんな時に観光農園のイチゴ狩りの人気を知ることになる。
ベリーはベリーでもイチゴは週に何度も農薬散布しているのに30分で¥2000の入園料を支払ったお客様は、何も知らないのか元を取るのに農薬たっぷりのイチゴを洗いもしないでバクバク食べる。
ブルーベリーでも他の農家さんは、冬にカイガラムシなど越冬害虫駆除の為に石灰硫黄合剤を散布したりアブラムシなどにはマシン油など散布します。
受粉後に実が成ってからは、果実には直接農薬を散布していないので無農薬栽培だと嘘をつくブルーベリー農家さんがいる。
養液栽培（リン酸溶液を点滴)などポットで管理している農家さんなんか果実が実ってからも株元にコガネムシの幼虫を殺すダイアジノン粒剤を散布したりナメクジが実を食べないようにスラゴなど株元に散布する。
またリン酸養液と一緒に農薬を吸い上げるので果実の中にも農薬が含まれます。
（＊リン酸過多は腎臓に悪影響です。)
もちろん登録農薬なので使用しても問題はありませんが果実表面に農薬を散布していないので無農薬だとお客様に嘘をついてまで販売しようとする農家さんがいる中で100%無農薬で栽培することを決意。
確かにイチゴに比べブルーベリーは、農薬散布の回数も少ないし手間がかからないので単価も安いし農薬を使用した方が価格に見合ったやり方かもしれないが自分のように無農薬栽培をするなら時間が足りない。
カイガラムシは、ブラシでこすり落としアブラムシは水圧で落とす。
イラガは、こまめに農園を見回りして拡散する前に葉っぱや小枝に集まっている時に剪定ハサミで取り除く。
毛虫や尺取り虫はピンセットで取り除く。
雀やヒヨドリが命がけで防鳥ネットをすり抜けてでもブルーベリーを食べに来る気持ちがわかる。

※大切に育てたブルーベリーにブルーム(蝋状の白い粉)がたくさん付いていたので農薬散布ばかりしてとご立腹されて帰られたお客様には申し訳ないないけどブルームは鮮度が良い証拠なので拭い取ることはできません。
※苗木も無農薬で育ててますので管理が大変です。
農薬散布をして過保護に育てていません。
強い苗木だけ生き残れば良いという考えで育てています。

※ブルーベリーは福岡県が推奨している果物ではないので共済保険にも加入することができずリスクが高い果物です。
2018年1月から青色申告している農家限定の保険ができましたが災害続きで基礎となるものが低いと補償も低い。
正直者が報われるそんな世の中になることを願って日々努力しています。

※まだまだオーナーの一言に続きがありますが気になるようでしたら当園にて（笑）
御来園のほど宜しくお願い致します。